親子で届ける、想いと絆の物語〜第五章〜
親子で届ける、【想いと絆】の継承ストーリー
〜小さなエステサロンで紡がれる、想いと絆の物語〜

第五章: 手と手でつなぐ“信頼”という絆
親子で同じ仕事をしていると、良いことばかりではありません。
むしろ、一緒にいる時間が長い分だけ、ぶつかることも多いのです。
「もっとこうした方がいい」
「そのやり方じゃダメ」
「私はこう思うのに…」
親だからこそ遠慮なく言ってしまうし、娘だからこそ素直に聞けない時もあります。
お互いの距離が近い分、ちょっとした言葉が強く響いてしまうこともあります。
でも、衝突のたびに最後は必ず戻ってくる場所があります。
それは、“この仕事が好き”という気持ちと、“お客様の笑顔を見たい”という想い。
結局のところ、この2つの軸があるからこそ、どんなすれ違いも時間と共に自然と解けていくのです。
サロンは「信頼」で、できている場所
エステの仕事は、単に「肌をきれいにすること」や「体を癒すこと」だけではありません。
お客様にとってサロンは、自分の弱さをさらけ出せる特別な場所でもあります。
「最近疲れていて…」
「年齢とともに、鏡を見るのがつらい」
「誰にも言えない悩みがある」
そんな思いを安心して打ち明けていただけるのは、私たちとの間に“信頼”があるから。
その信頼は、技術や知識だけで築けるものではなく、日々の小さな積み重ねの中で育まれるものです。
そしてその信頼を支えているのが「手」。
手を通して伝わる温もりが、「この人になら任せられる」と思っていただける一番の理由だと私は思います。
親子三人、それぞれの“手”の役割
私の手は、経験から生まれる“安心感”を届ける手。
お客様がリラックスして「ここに来るとホッとする」と思っていただけるよう、包み込むようなタッチを心がけています。
長女の手は、繊細で柔らかい感性を持っています。
施術中にお客様の肌や表情の小さな変化を感じ取り、必要なケアを迷いなく行える。言葉にしなくても伝わる、そんな“寄り添う力”を持った手です。
次女の手は、明るさとエネルギーに満ちています。
施術だけでなく、カウンセリングでお客様の心をほぐし、その方の表情を自然と笑顔に変えていく。まるで「会話する手」と呼びたくなるような力を持っています。
それぞれの手が違う役割を担うことで、サロンはひとつの大きなチームとして成り立っています。
一人では決してできなかった“信頼の輪”が、親子三人の手によって、より立体的に広がっているのです。
手と手がつなぐもの
サロンでお客様の手を取りながら、私はよく思います。
「この手が、お客様の疲れを少しでも癒せていますように」
「この手が、お客様の明日への希望につながっていますように」
その瞬間、ふと気づくのです。
私たち親子の“手”は、お客様の心に触れるための架け橋であり、未来への小さな灯りなのだと。
信頼は目に見えないものですが、手と手を通して確かに伝わります。
だからこそ、私たちは今日も「手」を大切にしながら、この仕事を続けています。
絆があるから、未来につながる
親子で仕事をしていると、価値観の違いや意見の食い違いはどうしても避けられません。
でも、そのたびに私たちは立ち返ります。
「私たちは何のためにこの仕事をしているのか」
「誰のためにこの技術を磨いているのか」
その答えはいつも同じです。
“お客様の笑顔のため”。
そしてその笑顔の先には、お客様の家族や周りの人たちの幸せもつながっている。
そう思うと、私たちの手が届けているものは「美容」だけではなく、「心の安心」や「人生の活力」なのだと実感します。
手から広がる未来
今、サロンのドアを開けてくださるお客様がいます。
そして未来には、まだ見ぬ新しいお客様との出会いも待っています。
その一人ひとりに向けて、私たちは今日も手を差し伸べます。
癒しと信頼の手、希望を届ける手。
親子の絆でつながったこの“手”が、これからも多くの方の人生に寄り添えるように。
そう願いながら、私たちは歩み続けています。
〜To be continued〜





