親子で届ける、想いと絆の物語〜第一章〜
親子で届ける、【美と健康】の継承ストーリー
〜小さなエステサロンで紡がれる、想いと絆の物語〜

第一章:小さな手の記憶
17年前。あの頃の私は、ただただ「お客様に喜んでもらえたら嬉しい」──
そんな想いだけで、毎日を過ごしていました。
シンプルでまっすぐな気持ち。
だけど、エステの仕事は想像以上に奥深く、
施術技術や知識だけでなく、体力も精神力も問われる世界。
目に見える「きれい」だけでなく、心の奥の疲れにまで寄り添うには、
自分自身も整えていないと続けられない──そんな仕事です。
それでも私は、
「ありがとう」「気持ちよかったわ」
そんな、たったひと言に、何度も救われてきました。
お客様が施術の後に見せてくれる、
ふわっとやわらかな笑顔を見るたびに、
この道を選んでよかったと思えるのです。
当時、娘たちはまだ保育園に通う小さな女の子。
お店と家を行き来しながら、忙しくも温かい日々を過ごしていました。
私は母であり、施術者であり、経営者であり──
慌ただしさに追われながらも、「美しさと癒し」に真剣でした。
そんな私を、娘たちはじっと見ていました。
お店のタオルを小さな手で一生懸命たたんでくれたこと。
「お母さん、きょうもお仕事がんばったね」と、
施術後の私にぎゅっと抱きついてくれたこと。
ふとした時間にベッドの上でお絵描きをしていたり、
私が化粧品を並べると、まねして小さな指でクリームをのばしてみたり。
その姿がなんとも愛おしくて、
「この子たちは、いつかこの世界に興味を持つのだろうか」
そんなことを思いながら、胸の奥があたたかくなるのでした。
美と癒しの空気の中で育った娘たちは、
知らず知らずのうちに「手のぬくもり」の大切さや、
誰かのために尽くすことの尊さを感じ取っていたのかもしれません。
あの頃の小さな手は、今、
プロのセラピストとして、お客様の肌にやさしく触れています。
「美しさ」は受け継がれるもの。
それは外見だけではなく、想い、心のあり方、生き方──
私たち親子は、このサロンを通して、
“美しさの継承”という物語を紡いでいるのだと、今、強く感じています。





